日常での被ばく

日常生活の中で、常にわたしたちは被ばくしています。
それでは、人体の造血細胞が受ける外部被ばくの簡単な例をもとにして、日常生活での被ばくについて、考えてみることにしましょう。
主な放射線源は、2種類あります。宇宙線と大地からのガンマ線です。
宇宙線にかんしては、エネルギーが高いため、木材以外の建物を付き抜けるので減弱効果はないとします。
しかし、高層コンクリートでは減弱が0.4程度とまでになりますが、統計によると日本の家は80%が木造。
ここでは宇宙線の減弱係数1とします。
次に地球からくるガンマの量を考えます。
屋外では造血組織周辺の脂肪や筋肉による宇宙線の減弱は0.7。
屋内にいるときは、大地のガンマ線は減衰係数0.2に減ったものが人体に達します。
実際には、人々は屋内と屋外の両方で暮らしますが、日本では屋内で過ごす時間が1日の8割、屋外が2割です。

日本人は温泉隙としても有名ですよね。
温泉に入ると気持ちが良いのはもちろん、肌を滑らかにしたり、キズを癒してくれるパワーがあります。
ドイツやオーストラリアにも有名な温泉地があって、毎年多くの観光客が訪れます。
しかもドイツやオーストラリアでは、温泉めぐりに健康保険が効くというのだから驚き!
ですが、この温泉の成分にも放射性物質のラドンやラジウムを含んでいるものがあります。
とくにラドンによる被ばくは影響が大きいため無視できません。
数値だけで見ると、かなり高濃度。
「放射線は危険だ!」と言いながらも、温泉の扱いは例外なのが不思議なところです。